ヒマラヤトレッキング専門  女性とご年長者と歩き続けたサパナは手厚いフォローとやさしさで大きな満足をいただいています

SAPANA’S GUIDE

サパナの歩き方~旅の情報収集

天空の放牧地で丹精込めて作られる、まろやかな妖精チーズ

世界の屋根ヒマラヤでしか味わえない薬草チーズ

標高5000mに近い天空の花園に咲く花々の美味しい部分だけを好む高地牛、ヤク。
一日に二度搾り出されるミルクは低地で草を食む牛に比べ、ミルクの栄養価は非常に高く、誰もがこぞって欲しがるヒマラヤの恵み。

チーズ作りは技師の指導の下、村人の手によって行われるため、搾乳から製品として出荷するまでに半年以上かかる。

型から取り出されたチーズは別棟にある棚でじっくりを熟成され、多くのポーターたちの支えによって、今も変わらず担がれてカトマンズに運ばれていく。
いろんな料理にも合うヤクのチーズは私たちの口のなかで、ヒマラヤを感じさせてくれる。

ヒマラヤが育む癖の無い食べやすい傑作チーズ、ご賞味あれ!

夏の3ヶ月、標高5000mのお花畑で育てられるヤク

子牛が生まれる5月頃から青々とした牧草を追い求め、雲の上に広がる天空の花園を目指す。
牛飼いの荷物は数ヶ月に及ぶ必要な食料と寝具の重さで50㎏を超え、頭から吊るした紐にかけて運び上げられる。

天空の花園の中に石積みの簡易な小屋(カルカ)を建て、藁を敷いて住空間を整え、ヤクと共に雲の上での生活が始まる。

朝露が付いた微笑む可憐な妖精の美味しい部分だけを選んで食べるヤクは1日中食み続け、体をさらに大きくする。

搾乳するとき、牛飼いは岩塩を花園の上に撒き、広範囲に散らばっていたヤクを一斉に集めていく。岩塩をなめている間に、特徴ある曲がったヤクの角を互いに絡ませ、足首を麻布で縛ってからゆっくりと搾乳を行うのである。
一頭当たり数リットルしか取れない貴重なミルクを大きな瓶に入れて、下界にあるチーズ工場へ大切に運ぶ。

待ち構えていた技師たちは大きな瓶に入った水を薪を使って沸かし、1950年代にスイス人から教えてもらった伝統的な方法でチーズを製造する。

ネパールヒマラヤの8か所でしか作られない貴重なチーズ
スイスから伝わった技術を頑なに守り続ける
ネパール山岳民族にとって家畜として飼われるヤクは牛飼い達によって集められ半年間にわたって大切に育てられる。
牧草を食べて丸々と大きくなったヤクから採れるミルクはスイス人技師から教えてもらった方法で、ネパール人チーズ技師が駐在する8つのチーズ工場に限られ、厳しく管理されたうえで製品化されている。
放牧地に育つ草の違いによりチーズの味が少しずつ異なるという。シンゴンパ(ランタン) キャンジンゴンパ(ランタン) ガラタン(ランタン) ドゥンチェ(ランタン) チョンク(ドラカ) トルン(ジリ) トドゥン(ラメチヤップ) ピケ(ソル)の8か所だけが混じりけの無い純粋なヤクのチーズが作られている。