ストーブが恋しい!
 

キッチンボーイの朝の挨拶で起床。彼が運んでくれる温かいコーヒーとビスケットが、毎朝の日課!ちょっと早めに寝袋から出てきて、ダイニングに行ってみると、ストーブには未だ火が入っていなかった。
冷え切ったダイニングをストーブで暖めようと思ったのは、私たち外国人だけでしょうか。彼らは、平気な顔で自分たちの仕事をテキパキとしていた。

日本人ガイドに尋ねると、 『ここでは薪は大変貴重なものです。そのため、夕方から夜寝るまでしかストーブをつけません』 びっくりである。
寒いのに我慢しているのですか? 『彼らはここで暖をとっているのではありません。一緒に来てください』

ガイドの浅原さんについていくと、キッチンに案内さた。 『彼らはキッチンの釜戸の火を常に絶やしません。
料理をするときには薪をくめ、ご飯を作ります。余った火は、お湯を作ったり、食品を乾燥させたり』と。彼らはダイニングのストーブで暖をとるのではなく、キッチンの釜戸で暖をとっていた。 つまりストーブはゲスト用だった。だったら朝もちょっとだけでも、火を入れて欲しいと思っていると、湯気が立ち上る、私達の朝食が運ばれてきた。

温かいお茶を飲み、おかゆとトーストに目玉焼き、ホウレンソウの炒めもの。美味しく温かい食事を頂いているうちに、先ほどまで肌寒いと言っていた事すら忘れていた。
朝食が終わり、水筒にお湯を半分入れ、ゆっくりと身支度をした。ポーター達は、今日の宿泊地マッチェルモへ向って隊列を組んで歩き出した。

 
出発! 爽快なトレッキング
 
朝8時、出発。ロッジの女将さんに大きく手を振って、歩き出した。先ずは、丘の稜線まで15分間、石段の坂道をヤクの様にノソノソとゆっくり登った。身体から湯気が出ているのが分かる。
日本人ガイドの指示で、ここで休憩。軽く飲み物を飲む。目の前には、8000m峰のチョーオーユーが長い稜線を大地まで延ばして輝いていた。

荷物を背負って出発しようとすると、日本人ガイドが 『荷物はこちらで全て持ちますから、手ぶらで歩きましょう。ヒマラヤの絶景を体全体で感じて欲しいのです。カメラが必要な時は、すぐにお渡しします。』
 
 

ラファルマの村までゆっくりゆっくりと、少しずつ見え方が変るヒマラヤを見ながら歩いた。
友人も自分のペースで歩く。バラバラになって歩いているが、必ずスタッフが一緒に歩いてくれる。全員手ぶらでヒマラヤトレッキングを楽しんだ。

 
 

ルザ村の手前で休憩。カメラと水筒をスタッフから貰い、手頃な岩に腰掛けた。太陽の熱で岩がぽかぽかと暖かい。時折吹き抜ける風が頬に当たり、清々しいかった。 ずっと下のほうに川が流れ、川を挟んだ向こうの崖には、別のトレッキングルートが続いている。

 
地図を開いて現在地をガイドと一緒に確認すると、やっぱりそうだった。この道もゴーキョの手前で合流している。途中途中に民家があり、たぶんロッジを兼ねているのでしょうか、青い屋根が見える。
 
 

放牧地のルザの村にやってきた。ドーレと同じような地形でいくつものロッジがあった。緑色の屋根のロッジに入り、トイレを兼ねて休憩。
ロッジの中は、太陽光が沢山入り、掃除の行き届いた大部屋に、ヤクの毛で編んだカーペットが敷いてあった。

 
オーナー夫妻も気さくな人で、私達が日本人と分かると簡単な日本語で話しかけてくれた。オーナーのこの村での暮らしなどを、日本人ガイドに通訳してもらいながら興味深く聞くことが出来た。

今日の宿泊地マッチェルモは、ルザ村の背後の丘を登った先なので、先ほどからスタッフに担いでもらっている荷物を背負うとすると、 『私達に持たせてください。是非手ぶらで歩いてください。快適なトレッキングを楽しみましょう。』
ヒマラヤを仰ぎながら、心地良い風に吹かれ、大自然の音を聴きながら歩いた。

 
 

背後の丘をヒマラヤに後押しされながら一歩ずつ登ると、マッチェルモが見える場所に来た。ここにはチベット経の経文が書かれた五色の旗(タルチョー)が風で靡いていた。
ヒマラヤの峰々を誘うように吹く風はほのかに温かく、ぬくもりのようなやさしい風。

 
 

12時10分 標高4400mのマッチェルモに到着。既にスタッフが昼食の準備をして、私達の到着を今か今かと待っていた。
ロッジに着くと、温かく甘いレモンジュースを運んで来てくれた。大きな私達の荷物も部屋に入れてあった。

 
暖かい服装に、サンダル履きに替えてから昼食の準備が整いつつあるダイニングへ。 ヒマラヤの写真や、エベレスト登頂証明書、仏画などが沢山かかったダイニング。席につくと同時に、温かい食事が運ばれてきて、おいしそうな匂いが漂っていた。
今日のメニューは海苔巻き寿司、卵スープ、ピーマンの肉詰め。コックが一本づつ丁寧に巻いた寿司だった。中身は卵、きゅうり、インゲン、でんぷが入っていて、綺麗な彩でびっくり。いっぱいあった巻き寿司もあっという間にお腹の中へ入ってしまった。
デザートはフルーツの缶詰を温かくしたものが出てきた。ちょうど良い昼食に大満足。外の景色もヒマラヤが綺麗に出ていた。

午後からは日本人ガイドと一緒に、裏山へエベレストを見に行くのを兼ねて高度順応の山登り。一時間以上かけて、登ったが、雲が沸いてきて、エベレストはお預け。
ロッジに戻ってくると、ストーブには薪が入って温かいダイニングでお茶を頂いた。誰一人高山病の症状が出ていない。いろんな話が飛び交い、笑ってばかりの昼下がりだった。

夕食は18時から。私たち以外には泊まり客はいない。プライベート感覚でこのロッジを利用した。特に夕食後の団欒はストーブの火がなくなるまでずっといた。
ヘッドライトをつけて、地図を何度も覗いて、今まで歩いてきたコースを振り返り、明日のコースの予習。温かいユタンポが配られ、団らんはお開きになった。
月が出ているので、外の様子も良く分かる。月明かりに反射してヤクの眼が光るのにはびっくりした。

 
 
 
 
世界最高峰を見る。
これが私の夢だった。
 
 
世界最高峰のエベレストを間近で見たいという夢を叶えることができた。

色々と情報を集めると、2つの展望地があることが分かりゴーキョピークから世界一のエベレスト見ることができた。
 
 
参考タイム

出発 8:00

ラファルマ着9:00
↓ 
ルザ着11:00
↓ 
マッチェルモ着12:10
【昼食】
 
 
 
 
 
 
 
 
6日目
 
 
 
 
 
 
 
 
 
     
     
 
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