標高4000mの世界が広がる、中国四川省のヒマラヤ(横断山脈)から戻ってきた。 4月の初旬に下見に行った際は、膝上まで雪の中だったが、あれから40日ほどですっかりと雪は解け、緑色の世界に様変わり。
スークーニャン山域の中心地となる日隆(リーロン)にも立ち寄り、4500mを越える山々が連なるパーロンシャンを目指し足を運んだ。
コロナ前にも訪れたことが有る場所。 ホテルの下で食堂を営むおじさんにお願いをしてタクシー替わり。 ホテルから1時間ほどかけてやってきた。 振り向けば一番左側の雲にかかる四姑娘山が望めた。 本道をはずれ峠道に向かうと、・・・道路封鎖されていた。
他の旅行者もこの封鎖を前に、車を引き返していく。せっかく来たので車を置き、ゲートをくぐって頂上に向かって時間の許す限り、歩いていくことに。
まず最初に現れたサクラソウの仲間。 ひときわ濃い紫色で、私たちを迎えてくれた。
まだ標高が引くためか、思ったような花が咲いていない。
登ってきた道を振り返れば、5500m前後の山々がはっきりと望める。
日差しが強いため、長そでシャツを脱ぎ、半袖で歩くことに。 風も吹かないので寒さを全く感じなかった。
標高が4200mを過ぎるあたりから・・・
イエローポピーがぽつりぽつりと咲き始めていた。 さらに進むと、斜面びっしりと咲いている。 その間をヤクが新葉をムシャムシャと食べている。
背丈は40cmほどに成長したイエローポピー群落。 斜面びっしりと咲きだし、まだこれから咲く花も多い。
更に高度を上げると、青いケマンソウの仲間が顔を出し始めた。
厚肉の葉っぱがロゼッタ上に広がる花も現れ、高山植物が咲き始めているのが分かる。
高地に咲くサクラソウの仲間も咲き始めていた・・・ これから初夏に向かって一斉に花の競演が始まる。 今月末から出発する四川省の旅、出発まで興奮して眠れない。