ヒマラヤ専門ガイドの浅原です。 現在、当社に入ってきている情報をまとめましたのでご確認ください。

(2020年10月29日現在)
ネパール政府(観光省)は2020年10月17日から外国人ツーリストのトレッキング、登山などの観光活動(受け入れ指針)を発表。 一部の報道によれば・・・『外国人旅行者の入国た開始日が1ヶ月延び、11月中旬になった』という話もある。

しかし現在ネパール政府が観光業への深刻な打撃を受け、いろいろな施策を取ろうとしている政府の焦りが見え隠れする。 ネパール観光省の発表について以下の通りの通達が出ている。

指針内容:

  1. 入国前にビザの取得が必要
  2. ネパール入国後、事前に指定されたホテルに7日間の隔離が必要 (隔離中2度の検査を実施)
  3. 入国前にビザが取得できない場合は、ネパールの旅行会社を通じて、観光省への推薦に基づき、入国管理局(イミグレーション)に対して入国申請が可能。 推薦を受けた旅行者は入国時にビザが発給される。 72時間以内にPCR検査の陰性レポートの提出
  4. 入国時に7日間の隔離期間を含めた滞在ホテル、PCR検査の陰性確認、コロナ関連に関して最低50万ルピー(約500,000円)の補償が受けられる保険加入が義務
  5. 7日間の隔離が終了した時点で、再度実費によるPCR検査を行い、陰性の確認が必要
  6. トレッキングにネパール人スタッフを同行させる場合は、最低100万ルピー(約90万)の補償が受けられるコロナ関連保険加入義務
  7. 日本へ向かう場合、利用する航空会社に乗る前の2日前までにはカトマンズにてPCR検査を行い、陰性証明を発行する

 

上記内容をもとに、ネパールに行く上での注意点・不明点を書き出してみましたので、ご自身の渡航の際に参考になさってください。

【サパナでも分かりかねる疑問点】

1.入国時、空港からネパール政府指定のホテルまでの移動手段? 政府が準備した交通機関なのか、旅行会社なのか、自分でタクシーを利用するのか?

2.ネパール政府指定のホテル滞在中の食事の準備? どのような食事内容? 誰がどのように注文するのか?

3.滞在時に行うPCR検査の回数やその費用負担は誰なのか? またもし陽性となってしまった場合の対応など?

4.トレッキング等が終了した後、帰国の便に乗る際のPCR検査を受けるために、何日前までに病院等にPCRの申請を行うのか?

5.PCR検査費用? もし仮に陽性判定が出た場合の指定ホテルへの移動が必要なのか? 何日間の追加隔離が必要になるのか?  カード保険がスムーズに対応できるかどうか?

6.陽性判定になった場合の帰国便の変更は可能かどうか?

上記の疑問がふと頭に浮かんできました。 このようなことについて、まだはっきりとした答えが提示できませんが、更なる情報収集を行い、旅行者にとって安心できるツアーを行っていきたいと思います。

 

当社では2021年春のトレッキング実施に向けて情報を収集しております。

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