深紅のシャクナゲに彩られた深い森の上に聳える神々しいヒマラヤ。 真っ盛りの春のトレッキングシーズンを迎えヒマラヤの奥まで歩いている人が多い今、 2025年、秋のベストシーズンにヒマラヤを訪れようと考えている人は今すぐ、計画し行動して欲しい。
理由はこれ! 航空券が取れないからだ。
秋にヒマラヤを目指そうとする人誰もが悩む一番の理由は、航空券の確保につきる。 特に、秋は他のシーズンに比べ、秋特有の要因(①観光客が激増 ②帰国者増加 ③留学生 ④旅行会社による席の大量確保)が重って、航空券の取得競争が激化。 価格は通常の2倍、3倍にもなることも珍しくない。 そのため、「6月までに、秋のネパール行き航空券予約」が成功への第一歩となる。
秋まで・・・ まだ6か月も余裕がある!と思う人もいれば、あと6か月しかない!と思う人もいるだろう。 しかし、秋のネパール航空券事情を知っている人は、春から動いて、秋のネパール行きチケットの予約に向けて、すでに行動をしているのだ。
ゆっくりとチケットの準備を行おうとすれば、同じネパール行きチケットでも高額のチケットになってしまう。 ちなみに、ネパール行き航空券は基本4区間のチケット(経由便)をすべて確保できた時点で、ネパールに行くことが可能になる。 一区間でもチケットが取れなければ、ヒマラヤに行くことはできないのである。
ここで、何故、ヒマラヤ行き航空券が取りにくいのか? 詳しく説明しよう。
①春よりも観光客が激増
世界中の登山好きが、世界最高峰の山を見ようとインターネットを駆使してネパール行き航空券を取得する。 春のシーズンよりも旅行者の数が大幅に増える。 欧米人はバカンス期間が日本人に比べ非常に長いため、9月頃から12月下旬(クリスマス)ごろまで、ネパールに押しかける。
②ネパール人帰国者がお祭りに合わせて増加
海外で暮らすネパール人が秋に開催されるお祭り(ダサイン祭り・ティハール祭り)に合わせて一斉に帰省する。 年によって開催時期がずれるが、およそ1か月にわたってお祭りが続くので、9月末から10月末頃まで海外在住のネパール人が一斉に帰省する。 またこの時期にネパールの結婚シーズンも重なるので、帰国者は他のシーズンより多い。
③秋入学の留学生が出国
日本学校へ語学留学する学生が秋の入学時期(10月入学)に合わせて、ネパールから一斉に日本にやって来る。
④旅行会社による席の大量確保)
秋のヒマラヤシーズンに合わせて、大手旅行会社は航空会社と交渉し、ツアー用のチケットを事前に大量に確保。秋のシルバーウイーク、体育の日、文化の日、勤労感謝の日など祝日を絡めた予定でチケットを確保する。 秋の旅行シーズンに合わせて、各国の旅行会社が毎年、休日を絡めた日程で大量に席を抑えるため、個人で予約できる座席数が減ってしまう。
主に上記4つの理由により、ネパール行きの航空券は非常に込み合うのである。 ちなみに日本からネパールへ行く航空会社はいくつもあるが、成田発のネパール航空以外は全て経由便となる。 どの航空会社も4つの要因により、慢性的な混雑で航空券の取得できない状況である。 経由便はどこか1区間でも航空券が取れないと、ネパール行くことすらできないのである。