ヒマラヤ専門ガイドの浅原です

春のヒマラヤシーズン到来のネパール! 再びネパールへ行ってきます!
2週間前にも訪れていたネパール中央部に位置するアンナプルナ・ヒマラヤ。 まだその時、ネパールの国花、真紅のシャクナゲが満開ではなかったのがとても残念だった。 今回訪れる頃には標高3000m付近に広がるシャクナゲの大群落が見ごろを迎えているのでは?

1年に2度(春・秋)トレッキングシーズンを迎えるネパール。 神々しいヒマラヤを仰ぐため、世界中から多くのトレッカーが押し寄せ、空港をはじめ、市内の至る所で賑わいをみせる。

標高5000mの限られた場所にひっそりと育つ、高嶺の花ブルーポピー 今夏、トレッカーがヒマラヤから遠ざかる7月に見ることができる

(急速に増える世界との繋がるネパール)
ほんの少し前はアジアとヨーロッパの数か国との間で、ネパールは繋がっていたのだが・・・・ 今は20数か国と繋がり、今後更にアクセスが増える予定だ。 もっぱら外国人旅行者の移動手段として使われてきた航空機。 今ではネパール人ビジネスマンの移動の手段としても使われる時代に様変わり。 ネパールの経済発展がこれほどまでに急成長し、当時を知る私にとっては非常に驚くばかりである。 ネパールへ就航する便も増えるのと同時に、旅行者の増加とネパール人ビジネスマンの急増。 ヒマラヤ行のチケットの取得は以前よりも難しくなっているのが現状だ。

(国際線に劣らない急成長の国内線)
ヒマラヤの麓やインド平原にある地方空港とカトマンズを30分から1時間程度で結ぶ国内線。 利用者の増加で、航空会社、就航地点、便数も増え、国際線と共有使用するカトマンズ空港の離発着は飽和状態。 ひとたび、濃霧等の気象条件で空港が一時的に閉鎖されれば、後続便は多大な影響を受けてしまう。 旅行者の利便の向上と航空機の渋滞を解消しようと、ネパール政府はやっと重い腰を上げた。

4月から夜間のフライトを全面停止し、大規模なカトマンズ空港の改修工事を行うという。 外国人旅行者優先の方針を掲げるネパール政府は日中にカトマンズを離発着する国際線の運航を最優先。 国際線の前後に離発着する国内線は、発着制限等を受けて対応するという。

今回のネパール出張では、国内線を使う予定はないので、上記問題の心配は無いが・・・・
実際の所、多くの外国人旅行者が利用する国内線(カトマンズ・ポカラ間、カトマンズ・ルクラ間、マウンテンフライト等)が相当の影響を受けるのは否めない。

国内外の旅行会社をはじめ、ツーリスト関係の仕事をする人の間で大変危惧されている。
ちなみに空港改修期間は6月30日までとなっているが、5月中旬頃からネパールには雨が降り出す時期に入り、6月には本格的な雨季に突入する。 普段の公共工事でも遅々と進まないネパールの工期。 天候の影響で工期が大幅に遅れないことをただただ祈りたいものである。

10月から始まるトレッキングシーズンは春の数倍のトレッカーがネパールに押し寄せるからだ。

 

【お勧めトレッキング】

蒸し暑い日本を離れ、優雅に時間を楽しむ。 目の前に広がる天空の花畑の中で、400種を超える妖精に触れるトレッキング!

 参考ホームページ

➡ ひと目でわかる! ヒマラヤ高山植物 図鑑