7月25日、参加者共に、激暑の日本に帰ってきた。 ヒマラヤでは雨期にも関わらず、終日雨になった日は1日のみ。 それ以外はお昼過ぎまでは晴れ、もしくは曇り。 ヒマラヤの妖精の観察にはちょうど良い環境の中でのトレッキングとなった。

今回もヒマラヤの女王が微笑む、天空の花園へ向かった。  ここはチベット医学を学んだ者が偶然に見つけた天空の花園という。 花園の傍には、最も標高の高い場所で咲く、ブルーポピーが見られ、様々な色をしたポピーも群生している。

背丈は2m近くまで成長し、天頂から花をつけていく。 まだ先初めという事もあり、たくさんのつぼみを付けた株が無数に育っていた。

天空の花園向こうには、ダウラギリ山群がはっきりと望め、ダウラギリ2峰、3峰、トゥクチェピーク、アンナプルナ1峰も望める。

アンナプルナ1峰がやっと顔を出してくれた。

高山植物が豊富に見れるというランタン山群に劣らず、この地でしか見られない種も多い。

 

今年はなぜかイエローポピーではなく、レッドポピーが群生していた。 ※年によって色が異なる

ユキノシタ科の仲間。

直径5cmを超えるウスユキソウが群生。 高度を上げるほどたくさん咲いていた。 ランタン渓谷ではここまでの数が見られない。

フウロウソウの仲間。 鮮やかなピンクがとても印象的である。

もう一つのブル―ポピー(メコノプシス・ベラ)が散生している 棘が無く、花弁4弁が特徴である

サクラソウも様々な種類が見れる。 この種もランタン渓谷では見ることができない種の一つである

標高3600mから標高5000mに広がる天空の花園、一度この世界を知ってしまうと、ヒマラヤの魅力に取りつかれてしまう。