ヒマラヤ山岳民族の子供たちに文房具を届ける!

滋賀県草津市立新堂中学校では、生徒会を中心に生徒一人ひとりがヒマラヤで暮らす子供たちの教育の為に、文房具を集めてくれている。 その活動はもうすぐ10年を迎える。

私が大学3回生の時、卒業論文の題材を探しにヒマラヤに向かった。 朝陽に輝くヒマラヤが間近に見えるロッジにて、ツーリストの食事を運ぶ少女に出会った。 日本から持参したボールペンをあげると、とてもよろこんでくれたのがとても印象的だった。 翌日、少女にあげたはずのボールペンはなぜか彼女のもとから消えていた。 話を聞けば・・・両親がこのボールペンを売って、生活の足しにしたという。 今まで経験したことの無い、何とも言えない気持ちにかられた。

どうしたら子供たちの手に文房具が残り、ヒマラヤの中でも教育を受ける環境ができるか・・・ こんな思いからブルーポピープロジェクトがスタートした。

新堂中学校のY先生が私の活動を新聞で知り、それがきっかけで、学生と一緒に活動が大きくなった。 現在、生徒会を中心に全校生徒に呼びかけ、使わなくなった文房具を大切に集めてくれている。

しかし、世界を襲ったコロナにより、ブルーポピープロジェクトは必然と停止しなければならなかった。  国際線がいつ再開できるかわからない中、新堂中学校に訪れ、リモートで今までのブルーポピープロジェクトについて講演を行った。

メコノプシス ホリュドゥラ

ヒマラヤの女王と呼ばれるブルーポピー。 可憐で一瞬で見る人を虜にしてしまう。

ヒマラヤのロッジで出会った少女の眼もこの花の様だった。 ヒマラヤで暮らす山岳民族の子供たちの眼が常にブルーポピーの様に輝いていて欲しいという思いで、ブルーポピープロジェクトが続いている。