モンスーンが始まる5月半ばから8月半ばにかけて、ヒマラヤの麓から一気に上部に向かって様々な色でほほ笑む可憐な妖精たち。 数百種の妖精が一斉にほほ笑む中で、誰もが認めるヒマラヤの女王ブルーポピー。 日本では青いケシとして知られている。

メコノプシス ホリュドゥラ

この度、青いケシの第一人者である吉田氏がブルーポピーをはじめとするケシ科の仲間を一冊の図鑑としてこの世に発表した。

中国・四川省から西に向かってチベット、ミャンマー、ブータン、ネパール、インド、パキスタンに及ぶヒマラヤ大山脈(2400km)が連なっている。  この山脈の4000m~5000mの高地を好んで、夏のわずかな期間だけほほ笑むケシ科の仲間は多種で知られている。 長年にわたり、この地域へ何度も足を運び、いろんなケシ科の仲間を研究してきた吉田氏が、このたび、90種の青い妖精の仲間を一冊の図鑑として収めた。 その名も【青いケシ大図鑑】である。

表紙を捲った瞬間、ヒマラヤの女王の世界に魅了される。 他の書籍とは比べ物にならない詳細な情報と沢山の写真。

ぜひ一度、この図鑑を手に取り、青いケシの美しさに魅了されてみてはどうだろうか。