チベットの聖なる山、カイラス。 その荘厳な姿は、ただ周囲を巡るだけでは語り尽くせない深遠な神秘を湛えている。中でも、南壁に向かって延びる「内院」への巡礼路は、真の霊性に触れる旅人にとって特別な意味を持つ。

ギャンタゴンパから南を振り返ると、ラクシャスタール湖とメモナニ峰

この内院への道には、二つの古刹が静かに佇んでいる。 ギャンダゴンパとセルンゴンパである。 ギャンダゴンパはカイラス山に最も近い場所に位置しながらも、その姿を直接仰ぐことは叶わない。 しかし、その静寂と厳粛な空気は、訪れる者の心を深く鎮め、内なる祈りを導く。

ギャンタゴンパへ

一方、セルンゴンパは谷筋に開かれ、そこからはカイラス南壁を大きく仰ぐことができる。 この寺院から延びる巡礼道は、まさにカイラス内院への導きの道であり、歩む者の魂を浄化し、聖地との一体感を育む。

南壁には、かつてのラマ僧たちが築いた七基のチョルテン(仏塔)が綺麗に鎮座し、巡礼者の歩みに霊的な節目を与える。 これらのチョルテンは、祈りの象徴であり、聖なる山への敬意の証でもある。

かつて同行したゲストの希望により、ギャンダゴンパとセルンゴンパを訪れ、修行を積むラマ僧に依頼してギャワ(法要)を執り行った。 荘厳な読経と祈りの中、霊的な空気が満ち、心地よい風に吹かれ心の奥底に響く体験となった。

その後、セルンゴンパから歩みを進め、谷沿いの巡礼道を辿りながらカイラス内院へと向かった。 聖なる山が徐々にその姿を現すにつれ、旅人の心は静かに高揚し、歩みは祈りそのものとなる。

セルンゴンパから内院に向かう

この巡礼は、単なるトレッキングではない。魂の深奥に触れる旅であり、カイラスの神秘と対峙する瞬間である。 聖地を目指す者にとって、この道は忘れがたい霊的体験となるであろう。

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◆ 下記はギャンタゴンパの中と全貌