【ヒマラヤに咲く可憐な妖精シリーズ】

今回紹介する妖精は、高山帯のモレーン付近で散生し、青々とした葉に鮮やかな山吹色でほほ笑むケマンソウ科の花。
The fairy I will introduce here is a flower of the Corydalis family that scatters near moraine in the alpine zone and smiles with lush leaves and a bright yellow color.

ヒマラヤの女王ブルーポピーを探しに標高5000m近くまでやってくると、氷河によって削られたモレーンの岩場が。 そのわずかな土を巧みに利用し、力強く成長するのがこの妖精。

背丈は30cm~40㎝と株の様に大きく成長し、成長するにつれて花の色が鮮やかな黄色から山吹色に変色。また花びらの一部が濃い茶色に変わるのが特徴である。

個体が大きく、他の妖精には無い色ということも有って、遠くからも妖精がはっきりと確認できる。

この妖精がほほ笑む場所ではマット状にほほ笑むナデシコ科の仲間、ベンケイソウ科の仲間、タデ科の仲間などが一緒に見られる。

No.25
花名:コリダリス メイフォリア
ケマンソウ科  キケマン属
稀少度(珍しさ):★★★★

・数百種のヒマラヤの妖精に出会えるトレッキング ➡ http://sapanatrek.com/flower