【A pretty fairy that blooms in the Himalayas】

今回紹介する妖精は高山帯の草地や砂礫地でパラボラ状に開いてほほ笑むリンドウ科の花。

高山帯気候に属する標高4500m以上の草地等で見られ、直径15cmから20cmほどのパラボラ状に広がり、2cmほどの花をいくつもつける。 青紫色をした4つの花びらが十字に開く。

センブリ属の仲間である。

芽を出し始めたころのスウェルティア・ムルティカウリス

秋口に咲く花のため、7月後半頃からが見頃を迎える。 個体数は少なくなってきているが、東ネパールにはたくさん見られる傾向である。 ごくまれに同じセンブリ属の別種、ウェルティア・クネアタも見つかる。 スウェルティア・ムルティカウリスはチベット医学で必要な薬草の一つとして、整腸薬として珍重されている。

No.37
花名:スウェルティア・ムルティカウリス
リンドウ科   センブリ属
稀少度(珍しさ):★★★★

他のリンドウ科の仲間

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