朝7時、昨日の荷物が成都に届かなかったトラブルの事もすっかり忘れ、ホテルの車で最寄りの地下鉄駅がある成都双流国際空港へ。

非常に奇麗で、しっかりと時間通りに運航される中国の地下鉄に乗り込み、バスターミナルのある駅に向かった。 地下鉄を乗り継ぐため、日本から事前にスーツケースできてもらったため、移動が容易である。

多くの旅行者で賑わうバスターミナルにて、6名分のチケットをカード決済で購入。 出発時間まで、ターミナルに併設の食堂にて、現地の人たちと混ざって朝食を頂く。

おかゆに、水餃子など。好みの食事を頂くことに。

出発時間になり、パスポートとチケットを見せて乗車。 8名乗りの小型バスに乗り込み、ヒマラヤの東端のスークーニャン山域に向かった。 出発して1時間は片側4車線の高速道路を走り抜け、国道を走る。 10㎞を超えるトンネルをいくつも通過し、ドライブインでトイレ休憩。

ひとり一人がゆったりと座れるリクライニング式のバス。 非常に快適なのだが、ドライバーの気質によってジェットコースター並みのスリル感あるドライブが体験できる

再びバスは走り出し、巴朗山域から流れ出す川沿いに沿って進んでいく。 川の中にはいくつもの橋げたの工事が行われ、数年後にはスークーニャン山域まで電車で行けるとのこと。 徐々に高度を上げ、標高3900mにある8000mのトンネルを抜けるとそこはこれから私たちがトレッキングをするエリアだ。

ホテルの下で食堂を開いているご夫婦。 これから毎日おじさんがドライバーとして活躍してくれる。

ドライバーに降りる村を指定し、私たちは下見山行で選んだホテルがある小さな村にて下車した。 食堂のおじちゃんとおばちゃんが私たちを見ると、笑顔で出迎えてくれた。 この後、ホテルに荷物を置いた後、早めの夕食で食堂を利用することに。

壁にかかった大きなメニュー板から食事をチョイスし、おばちゃんが料理を作ってくれる。 とにかく一品ごとの量が多いのにはびっくり。

食事の後は、ゆっくりと散歩。  この村の標高は2800mほどあるため、無理の無い様、ゆっくりと過ごし、明日からの天空の花畑に向けて体調を整えてもらう。 道路の反対側にはこの地で育ったヤク(高地牛)の肉が路上で解体され、販売されている。 意外とお客がやってきて、購入していくのには驚いた。