【A pretty fairy that blooms in the Himalayas】
今回紹介する妖精は亜高山帯から高山帯の草地やモレーン付近のわずかな土のあるところで、マット状の様にほほ笑むタデ科の花。
標高4300mをこえるあたりから現れ、4500m~5200mにかけての非常に環境の厳しい場所で育つ。
妖精は15cm前後に成長し、背丈の半分近くが妖精として微笑み、強風にも耐えられる強い茎が特徴である。
花の色は真紅で、受粉を促す虫を呼び込む花色としては意外と控えめな感じに思える。
タデ科の花ではセイタカダイオウ属とほぼ同じ、もっとも標高の高い場所でほほ笑む種。
茎の頭にいくつもの小さな花が集まってほほ笑むため、虫眼鏡を使って妖精の中を覗きたくなってしまう。花の一つ一つから小さな毛が生えだしている時が一番色が鮮やかである。
No.30
花名:ビストルタ アフィニス
タデ科 イブキトラノオ属
稀少度(珍しさ):★★★
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タデ科の仲間たち