10年以上続けている支援活動、『ブルーポピープロジェクト』。
今回のトレッキング終了時、スタッフやロッジのオーナーにも協力してもらい、ランタン渓谷への起点になるシャブルベンシ村で、文房具の配布を行った。

彼らの両親は農業や牧畜業を細々に営むため、教育費が十分でない

チベットとネパールの交易の中心地として発展し続けているシャブルベンシ村(1450m)。
もともとチベット系タマン族が暮らし、チベットの伝統的な文化を頑なに守りながら、ヒマラヤの厳しい環境下で素朴に暮らしてきた。
カトマンズから道路が延び、チベットとの交易ができるようになると、カトマンズから商人など、別の民族も移り住むように。 シャブルベンシ村は大きく変貌することになった。
つり橋を渡ったランタン川のたもとに広がる旧村にはタマン族やチベット難民が暮らし、道路沿いの新村にはインド系の民族が暮らしている。

新品の鉛筆を上げたいのだが、両親が市場で売ってしまい、生活費の足しに。 子供たちの手には残らない。

私たちは旧村で暮らすタマン族の子供たちを集め、ブルーポピープロジェクトに協力してくれている、草津市立新堂中学校の生徒が集めてくれた使い古しの文房具を1人ずつ手渡した。

消しゴムには新堂中学校の生徒の名前がネパール語で記載されている

この村での支援活動は10年以上に及んでいる。 文房具の支援を受けて一生懸命頑張った子の中にはカトマンズにある大学に入った者や日本に来ている者もいる。
10数年後にブルーポピーの様に美しい花が咲いてくれることをきたいして、今回の配布と至った。
がんばれ~ タマン族のみんな!