世界で最も美しい渓谷と言われるネパール・ランタン渓谷へ 私が30年前に訪れた地を大学生の長男が一人で歩くことになった。 大学を休学中でもあり、夏のヒマラヤに続いて、シーズンのヒマラヤへ。
私がずっと通い続けているこの地にはたくさんの知り合いがいるので、何かあれば・・・ネパールの知人を頼りながら行けば良い! その一言で、この地を歩くことに決まった。
9月末のヒマラヤ悪天候により、エベレスト方面のフライトが8日間にわたりキャンセルとなった影響で、ランタン渓谷にも相当数の旅行者が流れてきた。 長男の話では初日の宿泊場所であるラマホテルに泊まれず、さらに4時間歩いた、タンゲシャップまで歩いて部屋をゲットしたという。
エベレスト方面のフライト影響がいかに大きいかが伺がえる一面である。 もちろん帰路も同じで、キャンジンゴンパからの下りで宿が取れたのは・・・シャブルベンシとなったという。 途中にもいくつもの村があり、いくつものロッジが点在しているが、それが使えないとは・・・ それだけ多くの旅行者がこの地を訪れたのだろう。
ちなみに、ランタン渓谷のトレイルは素晴らしく、連日晴天の中を歩いた。
キャンジンゴンパの宿も何処もが混んでいたという。
今回は10日間という短い期間だっため、キャンジンリ登頂(4250m)、チェリコリ(4950m)そして最奥の地、ランシサカルカへ訪れたという。
標高4950mのチェリコリに登頂し、東方面のヒマラヤを望む
キャンジンゴンパ村から片道4時間をかけて歩いてきたランシサカルカ。 夏は壮大なお花畑に変わる場所である。 個人的には秋よりも夏が一番美しいと思う場所である。
なお、春先は雪に覆われ、大変になるエリアである。 そのため、ランタン渓谷を予定通りに歩くなら・・・4月中頃から1月初旬位までが良い。 冬の厳しさは有るが雪で道がとざれることは無いので、お勧めしたい。