【ヒマラヤに咲く可憐な妖精シリーズ】

今回紹介するのは日本でも薬草で有名なリンドウ科の花。
樹がまったく育たたない標高4500m以上の草地に、パラボラ型に花をつけるセンブリの仲間。

日本のセンブリと同様に、ヒマラヤの薬草として山岳民族の方々に大変重宝されています

おなかの調子が悪くなった時に飲用すると効果があるといわれ、薬草採りの人がこぞっと採取するお花です。

花の色は濃い紫色、とっても高貴な色あいでテカテカと輝いているのが特徴です。2㎝ほどの花が集まり、パラボラ状に株を作って咲きます。 株の大きさは直径20㎝前後。高さは15㎝ほどに成長します。

花は4数性で、直立した柄の先に太陽に向かって開きます。
基部には長毛に縁どられた蜜線溝が1個あります。

エベレストのチュクンピーク周辺に登ると比較的簡単に見つけることができます!

No.17
花名:スェルティア・ムルティカウリス
リンドウ科 センブリ属