いくつの妖精が映っているか分かりますか?
❖天空の花園へ踏み入る❖
足の踏み場が無い! いろんな色をした可憐な妖精がほほ笑む天空の花園。 目に飛び込んでくる妖精の数だけでも数十種。 歩きまわれば歩き回るほど、いろんな妖精に出会える! 車の扉を開けたところがすでに天空の花園の中。 いろんな妖精の美しさに誘われ、足を踏みいれようとするが、思わず躊躇してしまう。
標高4700mに位置する天空の花園。 ヒマラヤの東端という位置することにより、ネパールのヒマラヤよりも降水量が多い。 そして適度に粘土質の土があるために、同高度で見られる妖精の種類が異なる。 通常ガレ場で見られる個体のブルーポピーも他の妖精の中に混じって見られるため、非常に違和感を感じてしまう。
❖天空の花園へ踏み入る❖
ホテルから専用車によってこの地にやってきたが、運転手はリクライニングシートにして、ゆっくりとお休み中。 互いに声掛けをしながらひたすら新たな妖精を追い求め、足元を這いつくばる。 新たな妖精をで会えば、何枚もシャッターを切って、最高の一枚を収める。 妖精探しは忙しい。
❖ブルーポピーの園❖
ヒマラヤと言えば山岳民族が自然と共に暮らすエリアであるイメージであるが、ここは違う。 まったく民の生活圏とかけ離れた場所にあるため、本当の手付かずの自然が残っている。 また薬草の原料となる妖精もたくさん自生している。
ネパールの薬草採りをこの地に連れてきたら、腰を抜かすだろう?と思うほどである。
ネパールヒマラヤで出会える妖精が凝縮して堪能できるような場所である。
硬い地面からニョキニョキと生えてきたブルーポピーの園
背丈が40cmに成長したブルーポピーである。 メコノプシス・ホリドゥラ?があちこちに透き通った青い花弁を大きく広げて群生している。
ガレ場の水はけの良い場所を好んで生える種であり、主根が1m以上に延びる。タンポポの様な根っこがこのガレ場の下に延びている。 保水力の無い土壌でもしっかりと花をつけ、大きく育つように個体を環境に合わせていることを思うと、非常に感慨深いものである。
シオガマギクの仲間
➡ 扉を開けたら天空の花園 ①
➡ 扉を開けたら天空の花園 ③