パミール高原の雄大な山々とカラコルムヒマラヤの俊峰群を目の前にトレッキング
総延長2400㎞に続く世界の屋根、ヒマラヤ山脈。 その西の果で流れ出すインダス川によってヒマラヤは東西に分けられ、河の西側はカラコルム山脈と呼ばれ、その北側はパミール高原(平均高度5000m)である。 タジキスタン、アフガニスタン、パキスタン、キルギスタン、中国(ウイグル自治区)に広がり、世界で最も高い高原地帯となっている。 高原を囲むように発達した街はシルクロードの要所として何度も歴史上に名を連ねてきた歴史ある街ばかりである。
タクラマカン砂漠の西の果てにあるオアシス・カシュガルの街
イスラムチックなカシュガルの伝統的な街並みには多くのウイグル人が暮らしている
広大な中国の大地を上空から眺め、タクラマカン砂漠の西にある緑豊かなカシュガルを目指すことからこの旅はスタートする。 シルクロードの要所として今も重要なカシュガルの街は当時の面影を今も色濃く残し、様々な人種のるつぼになっている。 灌漑設備が構築されたオアシスの街並みを横目に南に延びる一本の幹線道をひたすら走り抜けること8時間、白き山々が迫る3000mを超える世界に。
カナートと呼ばれる地下水路の整備により、不毛の沙漠は緑豊かな街に変貌
パミール高原の入り口に聳えるコングール山、ムスターグアダ峰の7000m級の山々を大きく回り込むと、果てしなく続く草地の向こうにカラコルムヒマラヤが遠望できるタシュクルガンの街がある。 この地で農牧業を行うタジク人はパオを設営し、ヤクとラクダを一緒に放牧し、生活をしている姿を間近に垣間見ることが出来る。
コングール山(西壁) パミール高原にあり、タジク人の山である
フンジュラブ峠の西に広がるカラコルムヒマラヤの無名峰群
中国側の国境ゲート一帯は地下資源も豊富らしい
国境の街タシュクルガンからは専用車に乗り換え、標高4700mを越えるパキスタンとの国境の峠、フンジュラブ峠まで止まることなく一気に高度を上げる。 未開放地域となる山岳地域一帯は野生動物の姿が随所でみられ、ヒマラヤの豊かさを肌で感じられる場所。 白線が引かれた中国の国境を抜けとたん、パキスタン側には多くのパキスタン人観光客が車から降りて、記念撮影をする姿が印象的である。
世界で最も高い場所にあるATMもフンジュラブ峠に有る。
再び車に乗り込み、カラコルム山脈の険しい渓谷に沿って続くからコルムハイウェイを一気に下ると、瑞々しい草木が生えるパキスタン側の国境の街スストに到着。 周りの山々はすべて岩山でありながら川沿いには樹々が育ち、荒々しい姿をした山々が特徴なカラコルム山脈の風景が広がっている。
パキスタン側の国境の街ススト。 前方の山々は6000m級。その背後に7000m級の山が聳えている
大河インダスに注ぎ込む無数の支流を下ると、北パキスタンには、【風の谷】と呼ばれるフンザという村がある。 気候が良く村のいたるところに杏子とリンゴがたわわに実り、村を囲むように7000m級のカラコルムヒマラヤが聳えている。 アレキサンダー大王の東方遠征によってこの地に末柄が住み着き、南のパキスタン人と異なる青い目をした村人が目立つ。
ウルタル2峰(別名:長谷川恒夫の山)の真下にへばりつくようにできたフンザの村では、インダス川渓谷を望むように建てられたホテルのロビーから標高7700mを超す秀峰ラカポシが望め、ゆったりと時が流れる中に身を置くことができる。
そして村を拠点にいくつかのトレッキングに出かける。
ウルタル2峰 別名長谷川恒夫の山
この村でのんびりと過ごすだけでも、この地を訪れる価値はじゅうにぶんにあるのだが・・・・・ サパナではもう一つ、楽しみを付け加えたい。 秀峰ラカポシを間近に望めるベースキャンプに足を延ばすトレッキングである。
言葉には言い表せない素晴らしい景勝地だが、アクセスが不便なのだろうか?他社では行っていないトレッキングである。
カラコルムハイウェイからほど近いパスー氷河を歩く
フンザ村上部の絶景地、イーグルネストまでトレッキング
コングール山(7649m)
〈お勧めポイント!〉
日本人ガイドが日本から帰国まで一緒! いつでも気軽に要望が伝えられ、快適なトレッキングの実現
歩く人に合わせた高度順応をガイドと一緒に行うので、体への負担が少なく5000mの大地を歩ける
【パキスタントレッキングのシーズンは春から秋まで。特にお勧めは9月の秋・・・】
パキスタン北部でのトレッキングのほとんどは日帰りトレッキング。 1日の歩行時間が6時間~7時間が目安。 ネパールと比べ、標高は低い場所を歩くため、暑さ対策が特に必要。 途中にはロッジ等は殆ど無いため、食料や水分の携帯は絶対に。
フンザ周辺のトレッキングでは短期間・低高度を歩くことが多い。 様々なコースがあるのでコース選びに悩む方も多い。 トレイルが明瞭な部分も多いが、安全を最優先に考慮して、ガイドを雇うことをお勧め。 サパナではカラコルムヒマラヤを楽しく安全に楽しんでもらえるよう、日本人ガイドが同行して、ゆったりと歩けるプランを提案! 慌ただしいプランはご提案していないので、初心者の方でも十分楽しむことが可能!
パミール高原の雄大な山々とカラコルムヒマラヤの俊峰群を目の前にトレッキング
※ 高山病の心配がない!
※ 夏は、砂漠風景が色んなお花に包まれ、7000mを超えるヒマラヤを仰げる
※ 時間に追われない、ゆったりとしたトレッキングが行える
【トレッキング実施済プラン】
1.カシュガル ➡ タシュクルガン (3300m)
2.タシュクルガン ➡ フンジュラブ峠(4760m) ➡ ススト ➡ パスー(2400m)
3.パスー ➡ フンザ(カリマバード:2300m)
4.フンザ滞在: ※イーグルネストの丘へトレッキング
5.フンザ滞在: ※ラカポシBCへトレッキング
6.フンザ ➡ ススト(1900m)
7.ススト ➡ フンジュラブ峠(4760m) ➡ タシュクルガン
8.タシュクルガン ➡ カシュガル
お問い合わせ
ヒマラヤトレッキング・登山専門 サパナ
077-534-5469 または info@sapanatrek.com 担当 浅原