【A pretty fairy that blooms in the Himalayas】
今回紹介する妖精は、亜高山帯より上部の草地でほほ笑むサクラソウ科の花。
白き峰々が目の前に聳える標高4500m以上にある草地では、いろんな妖精に混じって、サクラソウの仲間がいくつもほほ笑む。 中でも、この妖精は高貴な紫色で群落を作り、私たちの訪問を歓迎しているように思わせる。
背丈は5㎝~7㎝ほどにしか成長せず、ロゼッタ状に広がった葉の真ん中から一本の茎が伸び、直径1㎝ほどの小さな淡紫色の花を3~4つほど付ける。
切り込みあるハート形した花弁が5枚集まって一つの花を咲かせ、その花が4つくらい集まって球状の花を形成する。
小さな花の真ん中は極細い白い毛が集まって中が見えないように包んでいる。
茎も小さな毛でおおわれているため、花全体が白っぽい色に見える。
No.48
花名: プリムラ プリムリナ
サクラソウ科 サクラソウ属
稀少度(珍しさ):★★★
サクラソウ科の仲間
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