世界に広まってしまったコロナ! 人の体の中で変異しながら蔓延が続いている。 とはいえ、ヨーロッパの国々ではWithコロナの世界を目指すことを掲げ、世界中から観光客を規制なく呼び込んでいる。

約3年に渡り、コロナ禍で海外トレッキングツアーを実施することができなかったが、昨今のコロナ状況(蔓延度、症状の度合い)などをみて、今回スイストレッキングを行うことになった。 出発前は周囲の目も大変気になり、関係省庁からの情報も頼りに、色々なリスクを想定しながら、準備を進めた。  2022年7月に実施したスイストレッキングを徐々に紹介していこう!

参加者の希望から始まったスイストレッキング・・・  コロナに入り、スイス・チューリッヒ空港へ就航する便も限られ、ウクライナ問題等により為替も大きく変動する中で、ツアーの準備が進んだ。 今回の参加者は小社のツアーに参加された方が知人をお誘いしていただき、中東ドバイ経由で憧れのスイスに向かった。

夜、22:30分 成田発ドバイ行のエミレーツ航空チェックインカウンター前。 満席の予約者に気持ちは高ぶる。 ドバイまでの就航時間は少々長いのが気になるが、乗り継ぎ時間やスイスの滞在地への到着時間等を考えて、この便を利用。

中東ドバイの巨大な空港。 世界中から旅行やビジネスに訪れる人でにぎわっていた。 一部の人がマスクを付けていたが、ほとんどはノーマスク。 乗り換えまでしばし、ラウンジを利用してゆっくりと休む。

ドバイからチューリッヒまで6時間ほど。 利用者が多いため、500人以上が乗れる飛行機で出発。 現地時間13:30、スイス・チューリッヒ空港に到着。

空港に隣接する駅ターミナル内の観光案内所に立ち寄り、必要なチケットや地図をゲット。 2022年度版は旅行者がワクワクするように、イラスト地図に変更されていた。 これから目指すツェルマットはイタリア国境にほど近い場所。 ヨーロッパアルプスの核心部で、4000m峰が幾重にも連なっている。

スイスの鉄道は、非常に旅行者に使いやすい移動手段である。 乗り継ぎ案内が記載された時刻表を握りしめ、国際電車に乗り込んで、ツェルマットへ向かった。

チューリッヒ近郊は牧草地帯、または畑が続いている。 もうすぐ収穫と思われるトウモロコシの畑もたくさん見かけた。

車窓から美しい景色が広がる。 スイスにはたくさんの湖が点在している。氷河からの水をたたえる湖は太陽の光を受け、このような色に染まって見える。 彼らの生活スタイルを見るたびに、日々仕事に追われる日本の生活が・・・・と思ってしまう。

乗り継ぎ電車に移動すると、小さなテーブルに地図が記載されている。 地図を見ながらツェルマットまで行けるので、心は弾む。 夕刻18:00過ぎ、まだ陽が高い中、マッターホルンが象徴の街、ツェルマットへ到着。 標高1500m以上あるのに、気温は30度を超えていた・・・・

 

旅行を終え、改めて今のコロナ感染に伴う日本政府の規制や情報の発信方法は、スイスや他のヨーロッパに諸国に比べ非常に遅れたものである。 海外旅行を考えている人に・・・ガイドの立場から申し上げるが、他国ではマスクをつけずコロナ前と変わらない生活がそこにはある。 そのため、海外旅行は確実に行くことができるので、ぜひ時間を作って海外へ足を運んでみて欲しい。